“背蟲”の読み方と例文
読み方割合
せむし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
壁に添うて螺旋形の階段がある。短いズボンに空脛からずねをあらはした子供、前垂掛けでスリッパをはいた下女、松葉杖を手にした背蟲せむしの男なぞが、その階段を昇つたり降りたりしてゐる。
桃の雫 (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)