肱掛ひぢかけ)” の例文
代助はなかに猶じつとしてゐた。じつとしてゐながら、むねがわく/\した。にぎつてゐる肱掛ひぢかけに、手からあぶらた。代助は又手を鳴らして門野を呼び出した。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
代助はけてゐる椅子の肱掛ひぢかけを両手でにぎつた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)