肝脳かんのう)” の例文
旧字:肝腦
「拙者も思っていました。あなたのような方を主と仰ぎ持つならば、この肝脳かんのうを地にまみれさせても惜しくはないと——」
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「国祖孫堅将軍以来、重恩をこうむって、いま三代の君に仕え奉るこの老骨。国の為とあれば、たとい肝脳かんのう地にまみるとも、恨みはない。いや本望至極でござる」
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
肝脳かんのう地にまみるとも、このご恩は報じ難し)
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)