肝嚢かんのう)” の例文
げによき御言葉みことばにこそ。——天に二じつあらせてはなりませぬ。さるがゆえに正成、微臣に過ぎぬ身にござりますが、ここ昼夜、肝嚢かんのうを病むばかり世のすえ案じられてまいりまする……。
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)