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耻辱
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ちじょく
ふりがな文庫
“
耻辱
(
ちじょく
)” の例文
もしそうなった
暁
(
あかつき
)
四谷代々木間の電車の窓から西洋人がこの汚い貧民窟を
見下
(
みおろ
)
しでもすると国家の
耻辱
(
ちじょく
)
になるから東京市はこれを取払ってしまうとやらいう噂があった。
日和下駄:一名 東京散策記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
自死に毒を用いるのは
耻辱
(
ちじょく
)
を受けざる為で、クレオパトラの場合などはまだしも
恕
(
じょ
)
すべきだが、自分の利益の為に他を犠牲にして毒を飼う如きは何という卑しいことだろう。
蒲生氏郷
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
悪ければ良くしようというが人の常情で有ッてみれば、
仮令
(
たと
)
え免職、窮愁、
耻辱
(
ちじょく
)
などという外部の激因が無いにしても、お勢の文三に対する感情は早晩一変せずにはいなかッたろう。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
一同目を
醒
(
さ
)
まして二人の意見を聞いた。誰一人成程と承服せぬものはない。死ぬるのは構わぬ。それは兵卒になって国を立った日から覚悟している。しかし
耻辱
(
ちじょく
)
を受けて死んではならぬ。
堺事件
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
チッバ でも、これは
耻辱
(
ちじょく
)
でござる。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
▼ もっと見る
無念々々、文三は
耻辱
(
ちじょく
)
を取ッた。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
耻
部首:⽿
10画
辱
常用漢字
中学
部首:⾠
10画
“耻”で始まる語句
耻
耻入
耻掻
耻晒
耻曝