“而巳”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しかのみ50.0%
のみ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
而巳ならず近代の新しいそして繊細な五官の汗と静こころなき青年のかな気息に依て染々とした特殊の光沢を附加へたいのである。併し私はその完成された形の放つ深い悲哀を知つてゐる。
桐の花とカステラ (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
而巳ならず、附近にはローマンケーヴと昔から呼ばれている岩穴が有る。それややを綜合して考えると、賊はピキシーと云う怪物でも何でも無い、く古代の羅馬人であろうと鑑定した。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)