群青色ぐんじやういろ)” の例文
底深い群青色ぐんじやういろの、表ほのかにいぶりて弓形に張り渡したる眞晝の空、其處には力の滿ち極まつた靜寂しじま光輝かがやきがあり、悲哀かなしみがある。
※オロンの形と色とをしたカラビデエ、同じく群青色ぐんじやういろをして柏の葉をたてに二枚重ねた如き擬態を有し、葉茎、葉脈等をあきらかに示せるピリイムシセ
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
琥珀こはく群青色ぐんじやういろの指輪を一つづゝはめた両手を餉台ちやぶだいの上に並べて見せた。
群青色ぐんじやういろの海が高まる。
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)