トップ
>
繼穗
>
つぎほ
ふりがな文庫
“
繼穗
(
つぎほ
)” の例文
新字:
継穂
二人は肩を並べるやうに、中坂を
同朋町
(
どうぼうちやう
)
の方へ降りたのですが、妙に話の
繼穗
(
つぎほ
)
を失つて、暫らくは默りこくつて居たのでした。
銭形平次捕物控:099 お篠姉妹
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
フラリとやつて來た八五郎は、
襟
(
えり
)
の汗を拭いて、お先煙草を五六服、お茶をガブ呑みの、
繼穗
(
つぎほ
)
もないお世辭を言ふのでした。
銭形平次捕物控:277 和蘭の銀貨
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
繼穗
(
つぎほ
)
もなくヌツと出たのは、南部坂下屋敷の裏門を預かる老爺、今まで手内職をして居たらしい埃を拂つて、凡そ
胡散臭
(
うさんくさ
)
さうにガラツ八の
間伸
(
まのび
)
のした顏を眺めやるのでした。
銭形平次捕物控:025 兵粮丸秘聞
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
まだ火の入らない長火鉢の前、お茶をのんで煙草をふかして、煙草を呑んでお茶を
啜
(
すゝ
)
つて、五尺八寸の身體が、ニコチンとカフエーンで一杯になつた頃、何やら
繼穗
(
つぎほ
)
のない話を思ひ出したのでせう。
銭形平次捕物控:224 五つの壺
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
繼
部首:⽷
20画
穗
部首:⽲
17画
“繼”で始まる語句
繼
繼母
繼子
繼續
繼娘
繼合
繼竿
繼上下
繼々
繼立