繊手せんしゆ)” の例文
旧字:纖手
端厳微妙たんげんみみようのおんかほばせ、雲のそでかすみはかまちらちらと瓔珞ようらくをかけたまひたる、たまなす胸に繊手せんしゆを添へて、ひたと、をさなごをいだきたまへるが、あおぐ仰ぐひとみうごきて、ほほゑみたまふと、見たる時
竜潭譚 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)