繁仍しげより)” の例文
白綾しらあや小袖こそでに、左の手には扇、右の手には楊枝ようじを持ったる有りの儘の姿を写させ、打死せば忘れ形見にも成るべし、と云い、奉行町野左近将監繁仍しげよりの妻で、もと鶴千代丸の時の乳母だった者に
蒲生氏郷 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)