“縁反帽”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふちそりぼう50.0%
ふちぞりぼう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その眼は、三角の痰壺のような古ぼけた縁反帽ふちそりぼうの下、頤とのどとを巻いてほとんど膝あたりまで垂れ下っている大きな襟巻の上に、陰険な表情をしていた。
最後に私の心に思い浮んだものの一つは、縁反帽ふちぞりぼうをかぶって、頬にサーベル傷をつけ、真鍮の古い望遠鏡を抱えて、たびたび浜辺を大胯に歩いていたあの船長のことであった。