緩々くわん/\)” の例文
その最中に自分ひとり悠々いう/\緩々くわん/\と寢そべつてゐる奴があるものか。あんまりお長屋の義理を知らねえ狸野郎の横着野郎わうちやくやろうだ。ぬす人のひる寢も好加減にしろと云って、早く引摺ひきずり起して來い。
権三と助十 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)
平次は緩々くわん/\として、相變らず粉煙草に親しんでをります。