“緩衝”の読み方と例文
読み方割合
かんしょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
太青洋は、永遠に両国の緩衝かんしょう地帯である。太青洋のあるお蔭で、これら二大強国は、永遠に衝突を回避できるであろう。
二、〇〇〇年戦争 (新字新仮名) / 海野十三(著)
と云うのはこの地点が、緩衝かんしょう地帯に当たっているからで、お互いに努めてその地帯へ触れないようにしているからであった。また一方その姉妹が、巫女みこであるということが、尊敬を招来してもいた。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
英ソの緩衝かんしょう地帯である「大地軸孔」一帯を精査して、ナチスのくさびを南新疆にうちこもうというのではないか。また一方、この探検が成功すれば利益を得るものに、対印新攻撃路をにぎれるソ連がある。
人外魔境:10 地軸二万哩 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)