“総領息子”の読み方と例文
読み方割合
そうりょうむすこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けれど、かんじんな総領息子そうりょうむすこの清盛がまた、このとおり、どこか毛いろ違いにできている。困った家族だと、感傷になれば、限りもなく厄介な人間同士の寄り合いだった。
その総領息子そうりょうむすこの自分もまた医者、というようないい加減な気持で医専に入学したのではなく、さすがに、はるばる海を越えてやって来た人には、やっぱりそれだけの、深い事情と
惜別 (新字新仮名) / 太宰治(著)