“絹障”の読み方と例文
読み方割合
きぬざわり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どうも時計らしい。今まではとんと気がつかなかった。藤尾の立つ時に、絹障きぬざわりのしなやかに、布団ふとんれて、隠したものが出掛ったのかも知れぬ。しかし布団の下に時計を隠す必要はあるまい。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)