絶待ぜったい)” の例文
どんな哲学者も、近世になっては大低世界を相待そうたいに見て、絶待ぜったいの存在しないことを認めてはいるが、それでも絶待があるかのように考えている。
かのように (新字新仮名) / 森鴎外(著)
「芸者かね。何も僕が絶待ぜったい的に拒絶したわけじゃあないのです。学生諸君も来られる席であって見れば、そんなものは呼ばない方が穏当だろうと云ったのですよ」
青年 (新字新仮名) / 森鴎外(著)