細櫃ほそびつ)” の例文
花散里はなちるさとの所へそこからすぐに源氏は行った。今朝けさはだ寒さに促されたように、年を取った女房たちが裁ち物などを夫人の座敷でしていた。細櫃ほそびつの上で真綿をひろげている若い女房もあった。
源氏物語:28 野分 (新字新仮名) / 紫式部(著)