“紫革”の読み方と例文
読み方割合
むらさきがわ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
金の入っている紫革むらさきがわの巾着と中条流の目録と、そして先刻さっきの印籠と、こう三つの品は、去年の夏伏見城の工事場で、大勢のために虐殺されたあごのない武者修行の死骸から抜き取って来たものだった。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)