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紫濃
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むらご
ふりがな文庫
“
紫濃
(
むらご
)” の例文
そもそも
本朝
(
ほんちょう
)
こまつぶりの初まりは、
行成大納言
(
ゆきなりだいなごん
)
、小松の
銘
(
めい
)
のこまつぶりに
紫濃
(
むらご
)
の糸をお添えして、
禁廷様
(
きんていさま
)
のなんの宮とやら何のおひい様とやらのご覧と御感にあずかったのが発祥とかや。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
稚子輪
(
ちごわ
)
に結った髪も、
曙染
(
あけぼのぞめ
)
の
袂
(
たもと
)
も、
金糸
(
きんし
)
の
繍
(
ぬい
)
も、
紫濃
(
むらご
)
の
袴
(
はかま
)
も、みんなお
揃
(
そろ
)
いであったが、元より山家の生ればかりなので、その袂で汗は拭く鼻くそはこする、せっかく化粧して貰った白粉も、
黛
(
まゆずみ
)
も
源頼朝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
紫
常用漢字
中学
部首:⽷
12画
濃
常用漢字
中学
部首:⽔
16画
“紫濃”で始まる語句
紫濃染