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紫地
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むらさきじ
ふりがな文庫
“
紫地
(
むらさきじ
)” の例文
飴色
(
あめいろ
)
網代
(
あじろ
)
の乗物へ乗った訳は?、とか、
紫地
(
むらさきじ
)
、
花葵
(
はなあおい
)
の
定紋幕
(
じょうもんまく
)
を打った訳は?、とか——それほどのことを、わざわざ聞くような越前ではない。
大岡越前の独立
(新字新仮名)
/
直木三十五
(著)
牛乳の
煮立
(
にえた
)
つのに心づき男は小鍋を
卸
(
おろ
)
してコップにうつすと、女は丁度化粧を終り
紫地
(
むらさきじ
)
に
飛模様
(
とびもよう
)
の
一枚小袖
(
いちまいこそで
)
に着換えて
縫
(
ぬい
)
のある
名古屋帯
(
なごやおび
)
をしめ
ひかげの花
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
この日経正は、
紫地
(
むらさきじ
)
の錦の
直垂
(
ひたたれ
)
に、萌黄匂の鎧、
長覆輪
(
ながふくりん
)
の太刀をはき、
切斑
(
きりふ
)
の矢負い、重籐の弓小脇にかいばさんだ雄々しい出で立ちであった。
現代語訳 平家物語:07 第七巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
幕の上下は
紫地
(
むらさきじ
)
に
金
(
きん
)
の
唐草
(
からくさ
)
の模様を置いた
縁
(
ふち
)
で包んであった。
行人
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
紫
常用漢字
中学
部首:⽷
12画
地
常用漢字
小2
部首:⼟
6画
“紫地”で始まる語句
紫地錦