素兜すかぶと)” の例文
すると、かたわらの灌木帯かんぼくたいのうちから、とつぜん、躍り出した男がある。鉢金はちがねだけの素兜すかぶとに腹巻をしめた軽捷な敵だった。
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)