純稗さらひえ)” の例文
此辺では、米を非常、挽割麦ひきわりむぎを常食にして、よく/\の家でなければ純稗さらひえの飯は食わぬ。下肥しもごえひきの弁当に稗の飯でも持って行けば、冷たい稗はザラ/\してのどを通らぬ。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)