納戸口なんどぐち)” の例文
街道を突っ切ってにら辣薤らっきょう葱畑ねぶかばたけを、さっさっと、化けものを見届けるのじゃ、静かにということで、婆が出て来ました納戸口なんどぐちから入って、中土間へ忍んで、指さされるなりに
眉かくしの霊 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
江戸留守やたけのこはえて納戸口なんどぐち 露竹
古句を観る (新字新仮名) / 柴田宵曲(著)