紋印もんじるし)” の例文
「それほどな家柄なら墓石にせめて、祖父の名ぐらい刻んでおきそうなものだが、紋印もんじるしも年号もないが」
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一方のとばりには黒くめぬいたあおい紋印もんじるしが大きく風をはらんでいる。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)