紅摺べにず)” の例文
「親分、くたびれましたかえ」と、多吉は宿から借りた紅摺べにずりの団扇うちわで、膝のあたりの蚊を追いながら云った。
半七捕物帳:14 山祝いの夜 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)