“紅入友禅”の読み方と例文
読み方割合
べにいりゆうぜん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
背姿うしろすがたせわしそうに、机の前なる紅入友禅べにいりゆうぜん唐縮緬とうちりめん、水に撫子の坐蒲団すわりぶとんを、するりと座敷の真中まんなかへ持出したは、庭の小菊の紫を、垣からのぞく人の目には、うなじの雪もくれないも、見え透くほどの浅間ゆえ
式部小路 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)