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精霊
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すだま
ふりがな文庫
“
精霊
(
すだま
)” の例文
旧字:
精靈
満堂の異形の群集は、
明
(
あか
)
らひく
曙
(
あけぼの
)
の光に追われし
精霊
(
すだま
)
のごとく、
騒然
(
どやどや
)
と先を争って、廻転扉の隙間からかき消すごとく姿は消えて
跡白浪
(
あとしらなみ
)
。
ノンシャラン道中記:04 南風吹かば ――モンテ・カルロの巻――
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
それだのに何か得体の知れない
精霊
(
すだま
)
が彼の耳に、お前は忘れ物をしているぞと囁やく。
死せる魂:02 または チチコフの遍歴 第一部 第二分冊
(新字新仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
精霊
(
すだま
)
のようなものが数限りなくムラムラと犇めき合って、爪の生えた長い指で一斉にこっちを指差しながらゲラゲラ笑ったり、舌を出したり、囁いたりしているように思われる。
魔都
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
ある意地の悪い
精霊
(
すだま
)
が、⦅女帝の靴を持つといで、さうしたらお嫁にいつてあげるよ!⦆とからかふやうに言ひながら笑つてゐるオクサーナの面影をまざまざと彼の眼前へ浮かびあがらせた。
ディカーニカ近郷夜話 後篇:02 降誕祭の前夜
(新字旧仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
“精霊”の意味
《名詞》
(せいれい、しょうりょう)死者の魂。
(せいれい)山川・草木などに宿ると考えられる霊的存在。
(出典:Wiktionary)
“精霊”の解説
聖霊
精霊(せいれい)とは、草木、動物、人、無生物、人工物などひとつひとつに宿っている、とされる超自然的な存在。他に「万物の根源をなしている、とされる不思議な気のこと」。精気や「肉体から解放された自由な霊」を意味する場合がある。
(出典:Wikipedia)
精
常用漢字
小5
部首:⽶
14画
霊
常用漢字
中学
部首:⾬
15画
“精霊”で始まる語句
精霊棚
精霊主義
精霊様
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精霊祭
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精霊蜻蛉