籠居ろうきよ)” の例文
綱宗は籠居ろうきよのために意気をくじかれずにゐた。品川の屋敷の障子に、当時まだ珍しかつた硝子板がらすいた四百余枚をめさせたが、その大きいのは一枚七十両で買つたと云ふことである。
椙原品 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)