びく)” の例文
夜海岸で投網とあみを打っていると大入道が腰のびくを覗きに来た。七つさがりに山に往って木を伐っていると鼻の高い大きな男が来た。
(新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
傍らにびくが置いてあったが、魚は一匹もいなかった。
剣侠 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)