トップ
>
簔
>
みの
ふりがな文庫
“
簔
(
みの
)” の例文
これは、現代の忍術であり、現代の隠れ
簔
(
みの
)
であろう。この意味で、変身願望はまた「隠れ簔願望」にもつながるものである。
探偵小説の「謎」
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
余談ではあるが、先日
田舎
(
いなか
)
で農夫の着ている
簔
(
みの
)
を見て、その機構の巧妙と性能の優秀なことに今さらに感心した。
日本人の自然観
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
モウ年を
老
(
と
)
っちまって仕様がねえだ、
若
(
わけ
)
え時分に一緒に松戸の
樋
(
ひ
)
の
口
(
くち
)
へ通う時分にゃア一晩でも
女郎買
(
じょろうけえ
)
をしねえと気が済まねえで、一度などは雨が降った時に
簔
(
みの
)
を着て往った事が有ったが
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
お
伽噺
(
とぎばなし
)
に「隠れ
簔
(
みの
)
」というのがある。その簔を着ると自分の姿が他人には見えなくなる。どんないたずらをしても、どんな悪事を働いても、何をしても相手にはこちらの姿が見えないのである。
探偵小説の「謎」
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
簔
漢検1級
部首:⽵
17画
“簔”を含む語句
簔帽子
猿簔
簔虫
小簔
簔笠雨談
簔蟲庵
腰簔