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簇葉
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むらは
ふりがな文庫
“
簇葉
(
むらは
)” の例文
路傍の林の
簇葉
(
むらは
)
は、その光を漉して、青い光を
樹根
(
きのね
)
へ投げ、林の奧は見透されないやうに、光と影が入り亂れて、不思議な思ひを起させる。
霧の旅
(旧字旧仮名)
/
吉江喬松
(著)
陰氣な街々にはまだ白い布が張り𢌞され、その布の上には
常春藤
(
きづた
)
や、柊や、冬の
簇葉
(
むらは
)
や、花なぞが剌されてあつた。
氷島の漁夫:01 氷島の漁夫
(旧字旧仮名)
/
ピエール・ロティ
(著)
だからその口は、窓掛も鎧戸も殆んど不必要な程に、蔽はれて狹いのだ。身を
屈
(
かゞ
)
めて窓を蔽つてゐる
簇葉
(
むらは
)
の一枝を押し除けると、私は中の有樣をすつかり見ることが出來た。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
霧が一層濃く覆ひ被さつて來るやうな氣がする。其中で、霧が林の木の枝に引きかゝり、白樺の
簇葉
(
むらは
)
にからまつて、やがて重い露となつて、ぼた/\草の上へ落ちるのが聞える。
霧の旅
(旧字旧仮名)
/
吉江喬松
(著)
簇
漢検1級
部首:⽵
17画
葉
常用漢字
小3
部首:⾋
12画
“簇”で始まる語句
簇
簇々
簇生
簇出
簇立
簇擁
簇然
簇集
簇雲
簇団