笑柄しょうへい)” の例文
ただこれは、東海に不死の薬をもとめ、バベルに昇天の塔をきずかんとしたのと、同じ笑柄しょうへいである。
死刑の前 (新字新仮名) / 幸徳秋水(著)
これが軽薄なるデモ倉やプロ亀の口より出でたとすれば、許すべからざる冒涜ぼうとくであるが、無邪気なる小学児童が苦心のあまりに出でた作文の結果とすれば、単に一場の笑柄しょうへいのみです。
大菩薩峠:37 恐山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)