端然ぢつ)” の例文
硬い唐筵の上に、しびれをきらして端然ぢつと坐つて居なければならなかつた。最初机の前に座蒲団が置いてあつたので、私は何心なく、何等の顧慮もなく、当然の様にその上へ坐つて居た。
世の中へ (新字旧仮名) / 加能作次郎(著)