立葵たてあおい)” の例文
土屋は九曜くようで、本多は丸に立葵たてあおい。緑町へ行って藤堂佐渡守の下屋敷、あれはつたの葉、津軽越中守は牡丹丸。こう考えてくると、あの辺で五七の桐を用うる屋敷は思い当らないのであります。そこで
大菩薩峠:21 無明の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)