立杭たちぐい)” の例文
戒師は誰であったか、の書にも見えぬが、保胤ほどの善信の人に取っては、道のかたえの杉の樹でも、田のあぜ立杭たちぐいでも、戒師たるに足るであろうから、誰でも宜かったのである。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)