竈馬こほろぎ)” の例文
垣根かきねの朝顔やう/\小さく咲きて、昨日今日がくれに一花ひとはなみゆるも、そのはじめの事おもはれて哀れなるに、松虫すゞ虫いつしかなきよわりて、朝日まちとりて竈馬こほろぎ果敢はかなげに声する、小溝こみぞはし
あきあはせ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)