空手ただ)” の例文
「自分じゃちいさい時分から育てた芳ちゃんが、まんざら可愛くないこともないんでしょうけれどね、やっぱりあの爺さんと別れられないんでしょうよ。お爺さんだって、今となっちゃ空手ただじゃ出て行きゃしませんからね。」
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)