空口からぐち)” の例文
このおっちょこちょいが歯の浮くような空口からぐちをはたいて、しきりにそわそわしているのは、この家としては近ごろ異例の待遇で、本来ここの住居すまいは、お角のためには隠れたる休養所で
大菩薩峠:22 白骨の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)