“空乳”の読み方と例文
読み方割合
からちち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しょうことなしに老母としよりの懐に慣らされて来た子供は、夜は空乳からちちを吸わせられて眠ったが、朝になると、せなかに結びつけられて、老母のきつける火のちろちろ燃えて来るのを眺めていた。
(新字新仮名) / 徳田秋声(著)