“穴済”の読み方と例文
読み方割合
あなのわたり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
よって思うのに阿久刀あくと神は、『書紀』の穴済あなのわたりの悪神または柏済かしわのわたりの悪神と同じく、要害の地に盤居ばんきょして交通を阻碍そがいした国神の一つであろう。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
安那やすな郡に属す。(古昔こせき穴国あなのくに穴済あなのわたり穴海あなのうみ和武尊やまとだけのみこと悪神を殺戮するの地なり。日本紀景行紀によるに此辺みな海也。)
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
「到於熊襲国(中略)。既而従海路還倭。到吉備以渡穴海。」穴済あなのわたりは又其二十八年二月の条に出でてゐる。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)