穆王ぼくおう)” の例文
周の穆王ぼくおうが美少年慈童じどうの、紅玉を薄紙で包んだような、玲瓏れいろうとした容貌を眺めた時、後室三千の美姫びき麗人れいじんが、あくたのように見えたということである。
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
これは『抱朴子』に〈周穆王ぼくおう南征す、一軍皆化して、君子は猨と為り鶴と為り、小人は虫と為り沙と為る〉。
穆王ぼくおうの八駿、その名は赤驥、盗驪、白義、踰輪、山子、渠黄、華驑、緑耳で、漢文帝の九逸は、浮雲、赤電、絶群、逸驃、紫燕、緑螭、竜子、驎駒、絶塵だ、前者は毛色