種姥たねうば)” の例文
八丈はちじょうの島で種姥たねうばといい、または「かこみにょこ」とも謂って、大津波の折に櫓を抱いて、たったひとり命をまっとうしたと伝えられる女性などは、その時身ごもっていて後に男の子を生んだ故に
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)