“秦宓”の読み方と例文
読み方割合
しんふく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けれども、帝の軍備には、たちまち内部の反対が燃え、学士秦宓しんふくのごときは、直言して、その非を諫奏かんそうした。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
孔明が答えて、——益州の学士で秦宓しんふくあざな子勅しちょくです、と紹介すると、張蘊ちょううんはあざ笑って
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
足下はすでに、天下を安んじ、国家を経営する実際の学識に達しておられるが、秦宓しんふくのごときはまだ学問を学問としか振り廻せない若輩で、いわば大人と子供のちがいですから、まあおゆるし下さい。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)