“秘匿”の読み方と例文
読み方割合
ひとく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
朝鮮につとき俺は、朝鮮行きを秘匿ひとくするためにも、俺のいない間に無断で部屋を始末したりしたら承知しねえぞとおどしつけておいた。
いやな感じ (新字新仮名) / 高見順(著)
それが事前に発覚し、徒党はむなしく罪死したのであるが、その企図の全貌は、当時の幕府の方針として秘匿ひとくされ、詳しいことは殆んど知らされなかった。
山彦乙女 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)