“秀康”の読み方と例文
読み方割合
ひでやす100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
世に越前家えちぜんけと云うは徳川家康の第二子結城ゆうき宰相秀康ひでやす。その七十五万石の相続者三河守忠直みかわのかみただなおは、乱心と有って豊後ぶんごうつされ、配所に於て悲惨なる死を遂げた。
怪異黒姫おろし (新字新仮名) / 江見水蔭(著)
三十六さい右近衛権少将うこんえごんしょうしょうにせられた家康の一門はますます栄えて、嫡子ちゃくし二郎三郎信康が二十一歳になり、二男於義丸おぎまる秀康ひでやす)が五歳になった時、世にいう築山殿つきやまどの事件が起こって
佐橋甚五郎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)