“禅譲（ぜんじょう）” の例文

旧字：禪讓

堯舜（ぎょうしゅん）の禅譲（ぜんじょう）にはじまり、夏（か）は四百年十七代、桀王（けつおう）に及んで成湯（せいとう）のため南巣（なんそう）の野に放逐（ほうちく）され、これがまあ支那における武力革命の淵源とでもいうのでしょうか

惜別 (新字新仮名) ／ 太宰治(著)

“禅譲”の意味

《名詞》
禅 譲（ぜんじょう）

君主の地位を一族以外の有徳者に譲り渡すこと。本来は平和に行われることを要件とする。または、その背景にある儒教の思想。
(出典:Wiktionary)

“禅譲”の解説

禅譲（ぜんじょう）は、君主（ほとんどの場合、皇帝）が、その地位を血縁者でない有徳の人物に譲ることである。実際には、歴史上禅譲と称していても譲られる側が強制して行われていることが多い。
また、天子に限らず、比喩的に地位を平和裏に譲ることを禅譲、無理やり奪うことを簒奪と呼ぶことがある。
(出典:Wikipedia)

禅	常用漢字 中学 部首:⽰ 13画
譲	常用漢字 中学 部首:⾔ 20画