神使じんし)” の例文
家内のものいづれも衣服いふくをあらため神使じんしをまつ、神使いたるときけば、親あるものは親子麻上下にて地上にいでて神使をむかふ。
新婚しんこんありつる家毎いへごと神使じんしを給はるゆゑ、かどおほき時は早朝よりして黄昏たそがれにいたる時もあり。
さてその家にては家内をよく/\清め、わきて其日正殿でんととなふる一塩垢離しほこりにきよめこゝを神使じんしせきとし、綵筵はなむしろしきならべ上座に毛氈まうせんをしき、上段のかたどり刀掛をおく。