祖母様ばあさん)” の例文
と気を着けられて、照子はほっと呼吸いき、「夫人あなた、この間のね、秀の祖母様ばあさんというのはたしか。」「黒瀬ぬい。それがどうしましたえ。」と懸念げなり。
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「でも、おつるはお祖母様ばあさん手紙てがみ母様かあさまにみせたの」
桜さく島:見知らぬ世界 (新字旧仮名) / 竹久夢二(著)
「まあ、ここへ来て、ちっとお話しなね。お祖母様ばあさんはいま昼寝をしていらっしゃるよ。騒々しいねえ。」
化銀杏 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)