祇園祭ぎをんまつ)” の例文
物語り享保二年六月五日のゆふふねに乘て翌六日の朝伏見へ着船したりける折柄をりから祇園祭ぎをんまつりなれば參詣として大坂より船にて京へのぼる者引も切ず其時友次郎はお花にむかひ其方も見聞みきく通り祇園祭の由にて此通りの見物なり此處よりはわづかに三里と云ば好機なれば祭りを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)