“磯草”の読み方と例文
読み方割合
いそくさ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
過去の長き、いとはしき、無意味な生活の旅の疲れが、一時に漠然と現はれてくる。人人はげつそりとし、ものうくなり、空虚なさびしい心を感じて、磯草いそくさの枯れる砂山の上にくづれてしまふ。
田舎の時計他十二篇 (新字旧仮名) / 萩原朔太郎(著)